新紙幣でどう変わる

今日、行きつけのQBハウスで「新紙幣対応で発券機の更新が必要だ」と嘆いていた。「このキャッシュレス決済の時代に新紙幣を発行するなんてどうかしている」と。

(いやいや、この店の発券機が現金限定なんすけど・・・)と思いつつも、「偽造防止のために数十年に一度は刷新しないといけないみたいですよ」と言ってみると、「でも政府は電子マネー推進してるのになぁ」とやっぱり嘆いてた。

カットが始まって、たしかにと思う反面、むしろキャッシュレス決済が促進されるシナリオが起こりうるんじゃないかと思えてきた。

新紙幣発行が与える影響は、まずはATMや自動販売機をはじめとするハードウェア・ソフトウェアの対応。もちろんATMは対応せざるを得ないにしても、各種自動販売機・発券機・ゲームセンターなんかは、一層キャッシュレス化が進むと思う。ここで新紙幣対応にリプレイスしたところで、またいつか使えなくなるワケだ。もちろん両方に対応していく過渡期がしばらく続くとは思うのだが。無論、対応できない機械や事業は消えていく。

次に消費者の行動はどうだろう。新紙幣が発行されたからといって現時点でキャッシュレス派の人たちが紙幣に戻ることは考えづらく、逆に現金派は新紙幣を持っても機械が非対応で使えない場面が多いとなればキャッシュレス決済に流れるだろう。

ありえるシナリオなのかと思う。つまり政府がキャッシュレスを推進することと新紙幣を発行することは、必ずしも矛盾しているとは言えない。

と、くだらないことを考えてたら一瞬でカット終わってた。QBハウス一回1350円。聞けば、キャッシュレス決済にすると手数料が馬鹿にならないそうで導入できないらしい。どうなんだろね、その分利便性上がるんだから消費者に転嫁してくれていいのに。

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