1974年(昭和49年)以来、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ピーマン、レタス、たまねぎ、ばれいしょ、ほうれんそうの14品目となっていた。このたび、2026年度にブロッコリーが指定野菜に格上げとなる予定である。
簡単に言うと、指定野菜=消費が多い野菜。これらは市場価格が低落したら国から生産者に補助金が出る。ということらしい。
ん?この法律いる?神の見えざる手、市場の自動調節機能どこいった?資本主義ってそういうことだっけ?
法律の面倒なところはこういうところなんだよなぁと思う。
一度制定しちゃったら、その法律自体の必要性の議論が置き去りになる。50年も前に決めたルールを馬鹿の一つ覚えで適用して、「ブロッコリー入れないとだめだよね」「そうだそうだ」で適用する。改廃するにも既得権が絡んでいてそうそう変えられない。シェアライド・タクシー論争も良い例。
なんとなくだけど、法案をどんどん出せる・通せる政治家って有能だと思ってたけど、今回のことを受けて実は無責任なパターンが多いのかなと思ってしまった。
僕が生きる小さな世界では、「決める責任・始める責任」と「やめる責任・終える責任」というのは凡そセットになっている。そのサイクルも年々加速していると感じる。一方では法律とか憲法とかって、どんどん積み重ねていくもんだから、減らす方向に変えようと思ったらとてつもないエネルギーが必要になる。最初に考案した人・体制・前提条件はもう存在しておらず、一方では科学やテックは進化し続けて、「あれ、なんか現代にあってないような気がする・・・けど、まいっか」みたいな状況が横行している。
指定野菜、こんな定義いるのかね。