スイカで。

(決済は?)

僕「Suicaでお願いしまーす」
店員「ICOCAですね?」と面倒くさそうにレジ操作していただいた。
一瞬たじろいでしまって、即答できなかった。

次からは、「交通系IC」を心がけたい。

それにしても、ちょっといじわるじゃないだろうか。
考察してみたい。

状況を整理する。場所は大阪市のど真ん中。僕は東京都民。
お店の人の属性はわからないが、大阪府民だと仮定する。

1.僕が最初から「ICOCAで」と言うべきだったのか。
これまで日本全国どこでも出張してきたが、どこだってSuicaで許された。北海道ではキタカで!とか、東海ではトイカで!と言う必要はなかった。
これを言ったら輪をかけて怒られるかもしれないが、Suicaが源流であって、それ以外はイコカも含めて亜種だ。そもそも源流がなければ亜種は生まれない、標準語がなければ方言は生まれない。源流が亜種に合わせてその場その場で調整しなければならないとすれば、全体最適に反する。これはあくまでコスパの話をしている。他意はない。ついては、僕の「スイカで」発言は問題ないと判断する。

2.店員は、「ICOCAですね?」と確認する必要があったのか。
仮に、彼女が交通系ICの源流であるスイカという呼称をこれまでの人生で一度たりとも見聞きすることなく大人になってお店で働くことになったとして、なおかつこれまで「スイカ」という決済方法を訴えるお客に一度も出会わなかったとするならば、「スイカで」に対して「何ですかそれ?」となるはず。ところが彼女は「イコカですね?」と即レスしてきた。つまり、スイカと言われればイコカであることを理解していたことは、彼女の言動から自明である。
次に、真に質問として「イコカですね?」と聞いたとすれば僕のYESを聞くまでは次の操作に入るはずないのだが、僕がたじろいで回答できなかった約1~2秒の間に決済操作を終えたのだから、やっぱり「スイカで」がイコカ決済を意味することは、十分にわかっていたことになる。

(結論)
・僕が「スイカで」と言ったこと自体は責められることではない。ただし二度とこのような思いをしたくないなら、最初から「交通系」と言うのがベター。
・店員は「スイカで」がイコカ決済を意味することは理解していたが、不要な確認をした。
また、当該確認行為は、実質的に相手の意思を確認する意図ではなかったことは明白。

このくらいだな。

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