私は急いでますの顔

私も急いでますけど。

駅や街中、特に朝のラッシュ、「私は急いでます」って感じで小走りで駆け抜けていく人。突然僕の目の前に現れてぶつかってくる。柱の裏からそんな勢いで登場したら事故るに決まってるやん。

「私は急いでます」顔が免罪符になるとでも思っているのかな?
急いでいれば謝る必要がないのかな?俺も明日その顔でぶつかってあげよっかな。

これ、仕事でも似たようなことがあって。前職時代の話ではあるんだけど。
計画的にプロジェクト運営している人を、無計画な人が轢き殺していくことがあるんよ。
こちとら絶対にお客にも仲間にも迷惑をかけたくなくて、一進一退の攻防でプロジェクト運営をしてるってのに、それまでロクな活動をしていなかったプロジェクトがカットオーバー直前になって、「実はやばいから人が必要」みたいな。

同じ財布でやり繰りしてる以上は、支援せにゃいかんのよ。これが俺はめちゃくちゃ嫌だった。心が狭いと言われるかもしれないが、「だったらもう真面目にやっても意味ないわ」と思わざるを得なかった。

時間ぎりぎりまでグースカ寝ておいて、これ以上ないタイミングで飛び起きてダッシュで他人に迷惑を掛けながら全力疾走すればいいわけだから、こんな楽なことはない。悪いが僕には、「急いでて大変だな」とは映らない。「お、ギリギリまで怠けて他人に迷惑かけるタイプか」って感じだ。

もちろん、のっぴきならない事情がある場合もあるだろう。子供の送り迎えだとか体調が悪くて朝起きられなかったとか。だとしても、自分だったらそういう行動は絶対にしない。事前に予測できるじゃん。他人にタックルして間に合ったところで自分を認められるとは思えない。

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