江戸に向かう武士かな?

大雪の越後、これから江戸に向かう、カバンにはおにぎりが二つ。武士かな?

(大雪の新潟県、燕三条駅)
(おにぎり 鮭ハラス西京焼・鮭すじこ)

このおにぎりが美味すぎて、ワンチャン三国峠くらいは越えられそうな気がしてる。見てのとおりなんだけど、具がはみ出てるとかじゃなくて、最初から入れるつもりがないという大胆さ。もはやどうやって食べるん?だっておかずが海苔の外側よ。

思うに、寿司の影響を受けすぎたんと思う。おにぎりも寿司も仕組みは同じだというのに、寿司ばかり優遇されている現状に対するおにぎり側のアンチテーゼというか、「本気だせば俺らもできるけど?」的な開き直りを感じる。

俺もどちらかと言えば寿司が好きだけど、寿司って醤油というドーピングに頼ってる場合も多くて、その点おにぎりは純粋な白米とおかずの組み合わせだけで勝負していて好感が持てる。

ちなみに、東京駅には「ほんのり屋」っていうおにぎり専門店があって、何度か利用させてもらったことがあるが、それでもこの写真ほどは攻めていない。せいぜい三角形のてっぺんに具がはみでてる程度だ。

今回のこのおにぎり、新潟では知らない人がいない「株式会社原信」(通称はらしん)で売られているおにぎりで、1つ300円から400円。位置づけ的には高級おにぎりってことになるが、もちろん100%コシヒカリだし、魚もうまいし、1つでめーちゃくちゃ満足感があって最高なんよ。

今から約100年前、越後長岡藩の武士が真冬に江戸に向かおうと思ったら、峠という峠を、道なき道を約10日間をかけて歩かねばならず、何はなくともおにぎりだけは必須だった。その昔は上杉時代も同様だ。今やたった2時間足らずの時間を、こんな贅沢なおにぎりとビールを食らいながら、ぬくぬくとブログを書いているのだから、これ以上は何も望むものか。

ちなみに俺は右のすじこ派。

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