一緒に働く仲間の一人が、「寝坊しました!20分遅れます!」とチャットしてきた。
潔い。男前すぎる。
こういう連絡は、むしろ好感度を上げる。見習いたい。
20分程度であれば、おなかが痛いとか、ダイヤが一時乱れてとか、いくらでも言い訳できそうなのに。
失態をプラスに変えるスキルは本人の資質によるところが一番大きいとは思うが、それと同時にそうカミングアウトをしても追い詰められない心理的安全性が確保されたチーム・プロジェクト状況なのかなとも感じた。
過失や不出来を怒られて追い詰められるような環境では、決していつも正直ではいられない。
また逆に、こうして素直にミスを認める人に対して組織やチームが寛容な態度を見せることが、次の正直者を育てることにつながり、良い循環が生まれていく。
もちろん、ミスや過失はなんでも許容すればいいわけではない。ときに律しときに受容し、そうした緊張と緩和の絶妙なリズムが組織のパフォーマンスに影響してるように思える。失態をプラスに変えれば、皆が自然とフォローできるし、逆に本人はその失態を取り返そうと献身的になるといったように。
オープンマインドだな。