TOEIC初受験の記録

とりあえず、試験対策ゼロのまま記念受験してきた。
結果は、35日以内に公式認定証が届くらしい。

本日試験日当日の朝、何となく受験票とか確認してたら、腕時計を持ってないことに気づいた。スマートウォッチは電源を切ってカバンに閉まってくださいとあるので、これはまずい。

この時点で、だったら受験せんわ。って一回不貞腐れた。なんも勉強しとらんのだから、受けても受けなくても同じだと。すると心の中のリトル僕が、「道中のコンビニで買えばいいじゃん」と説得してきた。

売ってないよ。コンビニに腕時計売ってないから。と一蹴したが、すかさずリトル僕は「行ってみてもし売ってなかったら受験をあきらめるのはどうか」と提案してきた。

なるほど。いずれにせよ、鉛筆も消しゴムも持ってないのだから、コンビニには行かねばならない。何も持ち合わせていないので、受験票をウチワ代わりに仰ぎながらすたすたと家を出発した。

目指すは國學院渋谷キャンパス。遠い。歩いて35分、電車で37分。うだるような暑さ。
バスなら23分と最短なのでこれを選んだ。バス停近くのセブンイレブンに入った。腕時計は売ってなかった。むしろラッキーだと思って記念に筆記具だけ買って帰宅しようかとお店を出たところ、ちょうどバスが来た。

見て見ぬふりをしてバス停を通り過ぎようとしたところ、一度閉じかけたドアがプシューと開いた。「お客さん乗りますかー?」だって。こんなことある?
世界はどうしても俺を受験させたいらしい。

ここで乗りませんと言って逃げようとすると帰宅途中に車にはねられてあの世にいくみたいなカルマが見えたので、もはや乗ることにした。このバスに、この勝負に。

「ありがとーございまーす」と言って意気揚々と乗車。もうどうあがいても逃げられない。
目を瞑って振ったバットでも当たればホームランなんだから、マークシートならワンチャンあるよね。

時計のない試験は地獄だった。作戦としては、ゆっくりわかるところを確実にこたえていき、「あと1分」みたいな警告が鳴ったら空欄を適当にマークしようと思ってた。

ところが、そんな気の利いた事前警告なんかあるはずもなく、「試験終了です」で終わった。俺の夏が終わった。フルスイングできなかった。

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