地方都市のポテンシャル

車が余ってる。

地方都市は車がないと生活できない。人口対車の比率が都市部のそれの比ではない。流通している車の数もそう。なんせ車ディーラーや中古車屋さんが多い。
ところが、車屋さんにお客がいない。少子化、若者の価値観の変化、進学・就職で上京。車の絶対数は多いのに買い手が少ない。そして車を所有することがステータスだった世代の高齢化で、車が全然走ってない。

そう、地方都市で車がめちゃくちゃ余ってる。

この車が余ってる状況を観光政策に活かすことができれば、地方都市のポテンシャルを最大化できる気がする。

というのも、地方都市はターミナル駅周辺を徒歩で楽しむ感じではない。電車で移動するにも本数は少ないし基本的に田園でつまらない。仮にターミナル駅周辺を全力で開発したところで、地方都市のポテンシャルってそういうことじゃない。だってその開発の結果って都市部と同じだから。

じゃあ地方都市のポテンシャルって何なのか。

それは、ターミナル駅から車で30分の位置にあるレジャー施設とか、温泉街とかが魅力なんだと思う。だから楽しもうと思ったらレンタカーが必要。

でも面倒だし高い。これがまさに観光政策がヒットしないボトルネックな気がする。

余った車全部、電動キックボードのシェアリングサービスよろしく同じ仕組みにしちゃえばいいのに。スマホ1台でどこからでも乗れて、どこで乗り捨ててもOK。土地だけは余ってるんだから止める場所に困るなんてことがない。

もちろんこのサービス単体で考えれば収益性に疑問だが、閑古鳥のレジャー施設とか温泉旅館とか、あるいは官民連携とかいろいろアライアンスの間口はあると思う。

新潟駅、静岡駅、浜松駅、そこまで新幹線で行っても何があるわけでもないんだけど、そこからスマホのワンぽちで格安で車をチャーターできたら、俺は行く気になるけどなー。

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