数日前に仲間と見知らぬ地を歩いてるときに、盛大に道を間違ってしまった。
GoogleMapのルート案内も入れていたが、測位が明らかにずれていたためあまり参考にできず、「たぶんこっち、俺を信じて」と堂々と歩いたが結果的に真逆方向に数百メートル歩いてた。
さらに悪いことに、その後到着した居酒屋では「東京スカイツリーがコッチ方面に見えるはず」と案内した席から、スの字も見えず恥ずかしい思いをしたのだった。
自分が方向音痴であることは物心ついたころには何となくわかっていたのだが、いい齢(とし)になるまでそれを認めることができなかったところがある。24, 5 歳の頃、高校時代の仲間がカーナビをノースアップで運転してる姿を見て、地図が読めるってこういうことか!と感動して乙女になった。以来、このコンプレックスを完全に受け入れたのだった。
(ノースアップは、常に北が上に向くようなナビゲーション表示。右折しても左折しても表示上の地図は回転してくれない。ヘッドアップは、常に自分の進行方向が上に向くようなナビゲーション表示。右に曲がれば表示上の地図は左90度旋回してくれて、するとまた上を目指せばいいことになる。)
自分の場合、ナビは基本的にヘッドアップだし、もし紙の地図だったら都度回転させないと高確率で迷子の小猫ちゃんになってしまう。しかし現実には犬のおまわりさんが登場しない。
野郎同士なら大抵は問題ないが、女性といると(相手がそう言わなくとも)「男のくせに地図が読めない」が露呈する。
自分の努力で後天的に解決できるならそうしたいのだがその方法がわからず、今後もマップアプリの奴隷として生きていく所存。