快方に向かっているようで嬉しい。
まだ全体的に凸凹してて、薬指は特に二枚爪がわかる感じではあるものの、随分良くなってきた。ここ数か月は、爪がみっともなくて人前で手を見せられなかったので、自然的に直ってきたことがこのうえない喜び。
何が快方に向かわせたのかよくわならないが、強いて言えば、最近よく水を飲むようになった。もしかして体が干からびてたんだろうか。
爪がダメだと1日のテンションがね、下がるんだよね。化粧のノリが悪い日は気分が下がるってこういう心境なんだろうか。
手や爪はその人の清潔さを象徴していると思う。
俺はネイルやマニキュアで隠せないから、健康状態を維持していくしか道がない。この状態を大切にキープしたい。
しかし今回の件で最も学習したことは、「持ってるモノには気づかない」ということ。
これまでの人生で、「爪が普通でよかった」と思うことなど、ただの一度もなかった。しかし、その普通の状態の爪を失ってからは、幾度となく他人の綺麗な爪を見て羨んだり、自分と比べて落ち込んだりと、心が乱れた。
もちろん爪に限らず、丈夫な肉体、健全な精神、美しい景色が見える視力、切っても切っても生えてくる頭髪、美味しいステーキが食える歯といった1つ1つの機能も、世界にはそれを「持ってない人がいる」という事実をよくよく考えるようになった。
今後も年齢を重ねるにつれ、こうした機能が低下していくことに絶望する。
若いころはギラギラした生命力でカバーしていたことが、できなくなっていく。
ストレス・季節の移ろい・生活の乱れといった変動要素が、素直に体に反映されるようになるのだろう。
自分の体と対話をしながら丁寧な暮らしをしていかないと。