どこが遅いのか

システムの性能が悪いとき、「どこが遅いか」が問題になるのだが、そもそも階層構造というか多段構造というかを理解していない人とは会話にならない。

とっても簡単に書くと、こんな感じ。

①パソコン
  ↓ ↑
②利用回線
  ↓ ↑
③サーバプログラム
  ↓ ↑
④データベース

ちょうど動物が、①目で認知して、②信号が送られて、③脳で理解して、④体を動かす のような感じ。(④はちょっと違うんだけど、まあいいや)

どこが遅いのかわかれば、そこだけ対処すればいい。

今回、とある新しい機能を開発する過程で、①の処理が遅いことがわかった。
これは、利用者側のパソコンの性能に起因することもあるのだが、今回はコンソールや画面の様子からして明らかにクライアント側プログラム(主にjs)のお作法が悪くて、そこだけサクッと改善したかったのだが、

事情をわからない他チームの上司が来て、②や③や④を調べなさい と始まった・・・
こうなると、コンソールを説明して論より証拠で①を主張しても、②③④のエビデンスを見るまではダメなんだこの人は。
何を見たら納得するかを聞くと、タスクマネージャのスクリーンショットだそうだ。
アホなんだろうか。「騙されてやるぞ」と応援してくれてるのかな?

タスクマネージャはサーバ全体のリソースしか出ませんし、静的なスクショ1枚で判断できるあなたは神か?・・・とは言わず、面倒だから適当に採取して提出した。

「どこが遅いのか」共通言語を持つ上司になってくれ。
結果、てめぇらの仕事が一番「遅い」にならなきゃいいが。

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