バレンタインデーの思い出

正直に言って輝かしい思い出とかは全くないんだが、中学3年生のときに当時好きだった人からチョコをもらった。小さい学校だったがお互いにほとんど接点がなかったので、どこでどう気持ちが通じたんだろうと今でも不思議。そのあとも、特に何もない。

どんなチョコレートだったか全く覚えてないんだが、シチュエーションだけははっきりと覚えている。その方は吹奏楽部で、同じ部の友人さんに呼び出されて本人不在で人伝いに受け取ることになった。体育館につながる廊下で、大きな窓から西日が射していた。

お返しの日のことも、なぜそうなったかわからないがその瞬間だけは覚えていて、雨降りのなか自転車でその子の家に行って、その子の母親に渡すことになった。
本当になぜそうなったのか前後関係は全くおぼえてないのだが、学校で渡すでも本人に渡すでもなく、その子の家を訪ねてお母さんに渡すことになった。
今の感覚で言えば、いきなり家に突して親に渡すって異常すぎ。
もらう側からしたら、なになに?業者ですか?って感じだと思う。

休日だったのかなと思ってカレンダーを調べてみるも、どうやら平日。おかしいな。
でも記憶違いってことはありえない。そこには圧倒的な緊張感・恐怖感があって、実はその子のお兄さんは1つ上の学年で一緒に野球をした先輩で、万一玄関に先輩が出てきたら俺はそこで切腹する覚悟だった。

頭が良くて聡明な感じが好きだった。
本人同士の接点が一切ないという笑、淡い思い出。

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