沈まぬ太陽(二)-アフリカ篇・下-

カラチ、テヘランからのナイロビで、僻地勤務を耐え忍ぶ。
一方で国民航空は度重なる航空事故をきっかけに、安全対策特別委員会で空の安全対策が諮問されることになった。
ここで従業員の労働環境に話が及び、恩地を慕う沢泉労組委員長が「流刑人事」を証言したことで、小暮社長は恩地の本社勤務を確約するのだった。

9年間に渡る僻地勤務では、中近東での航空事故の事態収拾に追われ、その一方で土日はハンティングに明け暮れては剥製を拵え、あるいは邦人交流会でヒギンズ耀子と微妙な関係になるといった、濃淡の強い日々を過ごした。

帰国後のポジションは、本社国際旅客営業本部。

そしていよいよ御巣鷹山編が始まります。

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