カットファクトリーに行ってきた

値段が安いだけじゃなくて、時間を奪われない、予約なしでいける、会話は事務的な質疑のみ、それでもちゃんと上手いといった圧倒的な満足感がある。

自分は理容技術については全くの素人だが、どんな分野でも「数をこなした人のスキルは信用できる」もので、世にいうカリスマうんたらって種類の人たちがどれだけウマいのか知らないが、今日俺を切ってくれたお兄さんのほうが信頼に足る。だってこの人は1時間で4,5人を捌くのだから。
仮に毎日8時間勤務しているとして、人出の波を考慮して1時間あたり平均2人対応していれば、1日あたり15人は切ってることになる。一か月で300人、1年で3600人。
こんなん予約が取れないカリスマ美容師より絶対すごいでしょ。

この業界は、理「美」容という名のもといろんな施術も混ぜ込んで1万円~2万円はあたりまえだけど、一番付加価値が高い工程はやっぱり「カット」だと思うんだよね。そこだけはプロの手をお借りしたい。それ以外のシャンプー、マッサージ、整髪、良いニオイの液体を振りまくやつとか、そんなことはまやかしだ。もちろん「気分がアガル」みたいな体験効果は理解できるし百歩譲って費用対効果が見合っていたとしても、それにしたって人の時間を奪いすぎる
そんなじっくりやれば、プロなんだから誰だって上手にできる。

数年前からお世話になってるが、全国どこでも店舗があるし、いつでも気軽にさくっと入れてストレスが一切ない。と言いたいところだが、1つだけあるとすれば、少々「客層」が悪い。
これはお店側の落ち度ではないので致し方ない。

女性はどうなのかよくわからないが、月に一度の理美容で2時間拘束&1万円出費が事実上の標準とする世界は、もうちょい何とかならんのかなと思う。
無論、回転寿司チェーンがどんなに美味く安くなっても、高級寿司屋がなくならないのと同じで、そういう美容室があってもいいけど、女性向け低価格チェーンもあっていい。
いやでもカラーとかパーマとかは、イチ個人のスキルで短縮できる工程じゃないもんな。そんでもってかかった時間はすべて人件費に転嫁しないといけないんだから構造的に難しいのもわかる。

医療と処方を分けたみたいに、カットと装飾(美容)をわければ、何に金がかかってるのか透明化されていいかも。混雑緩和にもなるし、人の配置もやりやすい。
そんで、装飾部門(施設)は自動化しがいのある仕事ばかり。カラーとかパーマなんて、絶対ロボットでできる。待ち時間はスマホで時間をつぶせるんだから、ドリンクバーでもつけておけば不満1つ出ないだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA