三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020, 日本)


三島由紀夫って、もっと過激で圧倒的な右翼ってイメージだったけど、それは、左翼側が作り出した三島像なのかもしれない。
血気さや過激さのなかに、ユーモアと情愛があって、惹かれる民衆心理がよくわかった。
(そういう戦後のヒーローというかカリスマを欲しがる時代背景もあったよね。長嶋茂雄と裕次郎とかもその類なんじゃないか?)

途中、三島と芥の議論には全然ついていけなかった。
頭が良い人の考えることは、凡人にはわからない。

だけど、芥の主張する解放区は、岡本太郎っぽい。芸術への情熱も、岡本太郎の影響を受けてる気がする。(と思って二人の関係を調べてみたが、それらしい記事はなかった)

戦争という強烈な原体験が、ああいう熱情と血気をもった人達を生み出すのだろうか。
そこで宗教にならないのは、民族性なのかな?もうちょっと時代が違えが三島教だったのかも。

だけど、盾の会はあれはもう宗教といって過言ではないか。
盾の会のその後が気になる。この数年後には、三島ともう一人(幹部、誰だっけ)が自決するのだろうけど、その後どうなったんだろ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA