ザ・コンサルタント

自閉症の会計士ウルフを演じるベンアフレック、ロボティクス社の経理社員デイナを演じるアナケンドリック、どっちも好き。この二人の関係性もよかった。

ストーリーが複雑でよく練られていて、振り返ってあらすじを書くのすら面倒だ。
人物相関図みたいなものでまとたいのだが、平文で思い出せる程度に書いておこう。

自閉症の会計士 ウルフ
ロボティクス社の経理担当 デイナ
ロボティクス社の社長 ラマ―
ラマ―を守るヤクザ ブラクストン(ウルフの弟)
メディナ ウルフを追う警察官(厳密には警察じゃないかも)
ウルフに仕事の電話をしてくる女性 ジャスティン(同じ施設で育った自閉症の女の子)

ウルフとデイナは不正を見つけたい。ラマ―とブラクストンは逃げ切りたい。
メディナはウルフを逮捕したい。こういう関係性で物語は進む。

最期の伏線回収が見事で、ウルフとブラクストンが兄弟だと判明。
ブラクストンは健常者だが、常に兄であるウルフを守ってきた。軍人の父親が二人の息子に厳しく格闘術を叩き込んでいたものの、ウルフは同級生からバカにされる日々で、そういった苦難の少年時代を二人三脚で乗り越えてきた関係性だが、大人になって敵味方として出会う。

ウルフに仕事の電話をしてくる女性は、序盤にだけ出てきた自閉症の女の子。ウルフと同じ施設(病院?)で治療を受けていた子で、大人になっても自閉症の程度は重く、まともに人と会話すらできないが、コンピュータを通してウルフとコミュニケーションする裏の立役者。

ウルフは今まで健常者に対して心を開くことはなかった(と思われる)が、デイナに対しては心を開き、最後に絵画を贈ったシーンがよかった。ポーカーをする犬に見せかけてポロックだったのがおしゃれすぎ。

19世紀~20世紀の美術に関する知識がなくて、事後で調べて穴埋めしたものの、もう忘れそう。もう一つの絵が印象派のルノワールね。こういうタッチも、ゴッホかモネかルノワールか、俺にはわからない。

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