認知の衰えか

有名な格闘家同士の世紀の一戦があったらしい。
一応、両名とも名前くらいは知っていて、その戦いぶりも他の選手とは一線を画す強さ・面白さであることも、YouTubeとか年末の格闘技特番とかで知っていた。
で、一応この世紀の一戦とやらを後日だが見たところ、全然感動しなくて虚しかった。

ネットニュースやYouTubeのコメント欄は、感動した、号泣した、胸が熱くなったとか最高の賛辞が送られており、さて自分はどうしたものかと思った。
ひょっとしたらこの二人のバックグラウンドをよく知らないからかと思って、過去の戦い映像や試合に臨むまでの経緯をWikipediaやYouTubeで一通り確認して、そしてもう一度世紀の一戦を見たが、やっぱり全然感情移入できなかった。
スポーツや格闘技に全く興味がないわけではない。野球もサッカーも感動するし、井上ドネアも人並みに感動したと思う。だけど確かに、胸にこみあげてくる熱さみたいなものの絶対量は減少したと思う。

こういうのが、認知機能の衰えの始まりだと思うと、怖い。だって今後はじりじりと興味の範囲が狭くなっていき、最後には自分への興味がなくなるんでしょ。人間的な「生」の定義がなくなってカブトムシと同じになる。

前々から思ってることだけど、大人っぽい趣味が欲しい。しかもできるだけクリエイティブなのがいい。たとえば庭いじりとかDIYとかは、向いてる気がする。

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