主人公のベケットは、恋人のエイプリルとのギリシャ旅行の最中、自身の居眠り運転で交通事故を起こし、山間の民家に車ごと突っ込んだ。そこで、意識が朦朧とするなか民家で赤髪の少年を見かける。
目を覚ますと病院で、「あそこは空き家で、誰も住んでない」と言われる。
恋人のエイプリルもどうやら事故死したようだった。
腑に落ちないベケットは、事故現場である民家に行ってみる。
すると何者かに突然発砲される。どうやら警官のようだ。殺すつもりでバンバン打ってくる。
大使館を目指すことにしたベケットは、野を越え山を越え、バスや電車を乗り継ぎ、命からがら都市部に到着。
ここで、事故時にみた「赤髪の少年」が有名政治家の息子で、誘拐されていることを知る。
そこで知り合った活動家の協力を得て大使館に到着して、ここまでの経緯を説明する。
一件落着かと思いきや、大使館でよくしてくれた職員は実はグルで、またもはめられるもの逃走して、頼れるところがなくなったベケットは、自ら命がけで赤髪の少年を救出する。
テンポは良くて、最後まで苦痛なく見れたのだが、武術も逃走も素人のベケットに対して、ギリシャ警察も誘拐犯も大使館職員も弱すぎた。しかもベケットは精神疾患気味だからな。
これは、主役が元軍人とかじゃない限りは、なかなか成り立たないような。