また最高のメソッドづくりか(落胆)

「こうやればうまくいく」
毎年毎年、失敗が起きるたびにこれを定義して、前に進む。
そして最高のメソッドを作っていく。
こう表現すると健全な組織に思えるが、実践しないと意味がない。
逆に、低級なメソッドでも、実践さえしていれば改版に大きな意味を持たせることができる。

ダイエットのようなもので、最高のメソッドは星の数ほどあれど、たいていの人は自分の意志なんかで実践できるものではない。そのイタチごっこと同じ。
「これこそ最高のメソッドだ」「絶対に成功する」
「今年もできませんでした」「来年こそ頑張ります」

ここをマッチングさせる、ライザップみたいなやり方でチームを強くしていくのが良いのかもしれない。「頭の良いオジサンが考えた最高のメソッドは、多くの人は怠けて実践しない」という前提に立って、現場に入り込んでうまくいくまでやり続ける。
すべての打合せに帯同し、作業を隣で見守る。本当に立て直したいとすれば、それくらいの覚悟が必要なんじゃないか?

でもね、たぶん、それはしないと思うんだ。
ルールを決める側は、心の底では「メソッドづくりまでが仕事であって、やるかやらないかは現場次第」のように遠目に見てると思うんだ。それはそれで役割としては正解なのかもしれないけど、本気で立て直したい人は誰もいないっていう、ただひたすらに虚しい組織。

そういう人たちへの支援、難しいです。俺なんかにメソッド作りを手伝わせないでほしい。

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