始める前に確実にしておきたかったことは、①終わりの姿、②作業の順番の2つ。
限られた時間で結果を出すためには最短ルートをいかねばならない。
まずは、終わりの姿は「ワードの報告書」でウェブ会議でプレゼンすることになった。
個人的に疑問は残ったが、指導員と経験者の意見を尊重した。
あの社長の雰囲気(ヒアリング中に「難しいことはわからない」「疲れる」との発言)からして、オンラインかつワードは拷問と思えるが、それでも行くというのだから致し方ない。
次に、作業の順番。これは、SWOT→目指す姿→分担決め で進めることになった。
こちらも、指導員と経験者の意見を聞いて、進め方を決めた。
SWOTの洗い出しまでは良かったものの、これを収斂させることが、(簡単に言えば)できなかった。5人で100件超の意見が上がった。個人的な感覚として似ているものをグループ化して10個~20個以内にしたいというのが自分の願いだったが、なかにはバッサリと進めていくことができないメンバーがいたり、同じようなことを何度も議論したり、結論を出さないように出さないようにおびえながら長尺で話すメンバーもいて、各論はあとにしてとにかく10個くらいの類型にまとめるべきだった。結局、80個くらいになったところで指導員から「まだ多すぎる」とのこと。そらそうやろ。
結局、この80個の状態から、「全体戦略」に絞って10個程度に絞った。少々乱暴ではあったが話が長いメンバーを少し置き去りにして進めるしかなかった。ここから議論は、「目指す姿」に変わっていく。事例企業が特定されてしまうのでこれ以上は難しいが、中小企業の競争戦略である「選択と集中」、「差別化で強みを活かす」を具体提案に落とし込んでいく。
自分の担当セクションは、「全体戦略」
ここがぶれたら提案がまとまらない。全体の進むべき方向を書く。
勘違いしたくないのは、各セクションから集まった内容をボトムアップでまとめるつもりはなく、その逆で全体戦略の指針に従って、各セクションが完成するということ。提案として一体を成すかどうか。さぁ楽しみだ。