(実務補習)顔合わせと社長ヒアリング

控えめにいって最高の体験だった。
実務補習が、ここまで充実しているとはわからず、「だるいなー」と思いつつ。
コロナ禍につきフルリモート対応。県外から参加する自分にとってはありがたい。

5人組のチームで、午前中にヒアリング内容をブラッシュアップして、午後から社長へヒアリング。自分は志願の班長だったので、事前準備や全体のコントロールにリソースをとられながらも、班員の力も借りて濃密なヒアリングができたと、我ながら。

一番センセーショナルだったことは、起業家や社長が、「誰しもギラギラしてるわけじゃない」ということ。コンサル側としては、ギラギラとオラオラとしていれば後押しは簡単だ。だけどそうじゃないときに、行間に隠れる真意や表現される言葉の裏側の思いをとったり、あるいは、本人にそれを気づかせたり息を吹き返す助言をすることが重要で、意外と地方の中小企業の経営者は、そっちのほうが多いのかもしれない。
ベンチャーとか若手起業家でオラオラしているのとは違って、創業からもう何十年経っていて、これから新規事業を打ち出すような夢や希望も(皆無ではないにせよ)弱く、そこにきて世代交代や事業承継の悩みをかかえているような、そういう企業が多いんだろうと思った。

これがまさに答えのない、課題を設定して仮説を立てて、事実と数字を積み上げて実現可能な提案をしていくということだし、それがまた未経験の業界だと自分がもつ知的好奇心や探求したい気持ちも満たされていく。

この1日だけでも、とある1つの業界のことについてかなり深堀することができて、これがもし年間数十件・数百件のコンサルができるようになっていくと、資本主義社会におけるビジネスマンとしては「個の力」という文脈では最強に近づくんじゃないかと思った次第。

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