書評
あー、こういう本が売れる時代になったんだーと思った。
宿題を忘れた生徒に対して、「宿題を忘れるときは、もっと上手に嘘をつきなさい」という担任の先生。次の日、忘れた理由をおもしろおかしくユーモアたっぷりに説明すると、「それじゃあ忘れてもしょうがないわね」と納得の先生。以降、みんな宿題を忘れたがるっていう。
いやもちろんこれはフィクションで、この本だけの世界観ではあるものの、
竹刀で威嚇したり、廊下に立たせる指導が、本当に過去のものになったんだ、あーこういう角度で攻めた子供向けの本、売っても大丈夫になったんだーみたいな。