個人的には、一刻も早く淘汰すべき、悪しき文化だと思う。尊さは微塵もない。
一言で言えば、互換がないから。これに尽きる。
コンピューティングにおいて、互換のなさは致命的。淘汰まっしぐら。
便益の規模が大きくならないからだ。
以前に比べると、だいぶ「外字勢力」は弱まったとは思うが、根幹をなす「戸籍」と「運転免許証」がせっせと外字に対応するもんだから、終わるわけがない。
背景には、クレーマー住民の存在がある。
自らの名前に使われる漢字でしか自分のアイデンティティが証明できないクソ暇なクソッタレ老害が「漢字が違うから正しい納付書を出せ」と怒鳴り上げる。
俺だったら、自分の氏名に外字があれば一刻も早く戸籍異動で正字にするけどな。
外字ではないんだが、俺の氏名もよく間違えられた。名簿だったり時には賞状なんかでも。1度や2度ではなく。
だからと言って、尊厳が傷つけられたと感じることはなかったし、直して刷ってこいと思うことも、一度たりともなかった。
むしろ、「じゃないほう」の漢字で申し訳ないとすら思ったし、相手に悪意がないことは明らかだった。それでも、担任の先生なんかに対しては、今後もずっと間違い続けられるとお互いのためではないから間違いを指摘すると、当時小学生の俺に対して全力で謝ってきて、それはやはり恐縮なものだった。
もし、本当に本当に、外字が用いられなかったことで「尊厳が傷つけられた」と感じ、悲しい思いをするのであれば、それは尊重してあげたい。
だが、上から目線で職員を怒鳴り上げるようなクレーマーは、傷ついたのではなく、誰かを傷つけたいだけであるに違いない。
そんなものは、さっさとやめてしまえ。外字を絶滅させる法案がなぜ出ないのか、甚だ疑問。