お給料が当月支払いであることの意味を考える。
自分の場合、4月分の給料が4月25日に振り込まれる。算定期間は4月1日~4月末まで。
つまり、当月分を月末まで稼働することを前提として、先んじて25日に支給するという仕様。
最初に聞いたときは、「ふーん、そんなもんか」と思ったのだが、前職では3月21日~4月20日までの算定分を4月23日に支給する仕様だったと思う。つまり初任給は日割りになる。
いろいろ調べると、会社によっては、翌月払いとか、翌々月払いなんてこともある。たとえば入社して最初の給料日が5/25とか5/31とか。
これって、サプライチェーンの上流になればなるほど算定期間と支給日の間が短いんじゃないかという考えに至った。つまり、売り上げが立つのが早いほうがキャッシュインが早い、キャッシュインが早いと従業員への給与支払い債務の消化も早いということ。
A社→B社→C社→D社→E社とサプライチェーンがあったとして、A社が契約を取り付けた段階でBからEもおおよその売上見込みは立つものの、キャッシュインまでのタイムラグは当然その階層が深ければ深いほど大きくなる。
しかし、従業員はそれを待たずして稼働させなければならない。だから、翌月払い・翌々月払いでしか、対応できないってことになる。
逆に言えば、給与支払い債務の履行が早い(給与算定期間から支給日までの日数設定が短い)会社ってのは、サプライチェーンの上流にいると言えそう。だからといって上流は優良会社でそうでなければ劣悪会社とするのは短絡的かもしれないが、就職活動や転職活動でも、算定期間と支給日までの日数設定をみて、キャッシュフローが早いかどうかを判断する指標にできると思う。