キャッシュ機能が迷惑になってきた

4G、5Gが当たり前になってくると、キャッシュ機能はむしろ古い情報を表示し続ける害悪になってるきらいがある。あくまで通信速度が遅かった時代や従量課金だった時代においては、ユーザ体験を著しく損なわないための仕組みとして重宝した。

ブラウザ側のキャッシュ機能やアプリ(サイトの実装)側の工夫が進み、オフラインでも なんとなく表示 される場合があって、これがやっぱり迷惑。すぐにエラーを返してほしい。

gmailは本当に粘る。ページもちゃんと切り替わるし、未読メールの開封までできる。画面には「接続中…」といった表示も出るけども、中途半端に動作する必要がない。

転じて、人間はキャッシュ機能が衰えてると思う。自分の直近のスケジュールすらスマホを見ないとわからないのは、自分にとっては微妙なストレスになってる気がする。中途半端な記憶に頼ってミスする後悔よりは、念のため何度でも見たりするわけで、一種の強迫性障害みたいな状態かも。いや、それは言いすぎか、そこまでひどくはない。
しかし、これがないと生きていけなくなったことが、辛い。捨てられるものならスマホ捨てたい。これさえあれば初めて行く場所でもエラーが起きないし、誰と関わることもなく生きていける。感受性の低下にもつながってるんだろうな。

機械はもうキャッシュ機能は磨かずいつも世界中の最新状態を秒で取ってきてほしいし、逆に俺は自分のキャッシュ機能を手放したくはないというジレンマ。
でも、これはどうやら両立しえないようで絶望してる。

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