沈まぬ太陽(三)-御巣鷹山篇-

墜落、からの捜索、調査、世話、償い、怒り。
被害者と遺族は実名も出てくる。美谷島さんは有名で知ってる。
甲子園に行くために一人で乗ってた小学生の健ちゃん。

触れられてないが、坂本九も被害者だったことは有名。羽田―大阪便は、有名人や大企業の幹部がたくさん乗るよね。それは今も同じ。

同期の行天四郎が無事クソ野郎になってて面白い。あと、恩地はもとより岡部がアツい。

これが1985年で、このあと会社の体質は変わっていくんだと思うけど、会社更生法が適用されて事実上の倒産となったのが2010年。そこに至るまでまだあと35年もある。
この年代の人たちが、何となくANA選びがちなのも理解できる。

JRも同じようなものだと思う。特に地方の北海道・四国あたり。本業は大赤字だけど、資産運用とかで首の皮一枚みたいな感じがずっと続いてる。東・西は順調なのかもわからないが、同じくらいの時期にいけいけどんどんで新幹線網を作ってたわけだから、何百人が犠牲になる事故が起きてもおかしくなかったのかなー。

まだこれが40年前?狂気だ。

人の命を預かる仕事って疲れるだろうな。
看護師さんに注射1本打たれるだけでも「絶対失敗しないでくれよ」と思うし、そういう状況と毎日対峙するのって発狂しそう。
最近だとエッセンシャルワーカーの給料が低いことへの疑問なんかにもつながってくるよね。

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