「いつも全力で働くなんて損だ、同じ8時間の労働で同じ給料だったら、50%程度の力で流して居座るほうがオトクだ」という価値観を、多くの人が抱いている。
この価値観は、自分にはあまり理解できない。格好つけたり美徳ぶったりするわけでもなくて、心の底から、「いつも全力で取り組める人のほうがオトク」だと思う。
またそうした価値観が浸透してほしいと思う。
ただしコレに関してはいろんな職業があるので、この価値観がすべて当てはまるかどうかはわからない。たとえば殺し屋っていう職業があるとすれば、それもこれに当てはまるのかな?とか。
さておき、「仕事が面白い」と思えるためには自分が勝てるゲームにする必要がある。
ここでの勝ち負けってのは同僚と争って勝つとか出世争いで抜きん出るという話ではなくて、ミッションを遂行できることを勝つと定義する。
したがって勝つためには能力が必要で、早く能力を身に着けたほうが早く「面白い」段階が訪れる。早くってのは効率の話であって、そうであれば同じ8時間でも多くの経験ができれば効率が良い。だから単位時間あたりの仕事量や経験値が多いほうがオトク。
だけどこの考えが、そうでない人にとってはブラック企業の管理職のような匂いがプンプンする表現であることもわかってる。でも本当にそれがオトクだと思ってるんだから仕方がない。
逆に、もし50%で流す姿勢でそれが「面白くて幸せだ」と思える価値観があるならそれは尊重に値する。そういう人がいればお目にかかりたい。
とにかく、「頑張るほうがお得」という価値観は、不易流行のIT業界では浸透し易い価値観だと思うんだけどなー。
人より経験すると能力が身について 能力を発揮すると面白い。シンプル。
やっぱり損する要素があるとすれば、人間関係なんだろか。多くをこなして99の成功を積み上げても1つの失敗をめちゃくちゃ責められるとか、そういう感じだと「何もしないほうがお得だね」ってなってしまう気持ちはわからなくもない。
人にとやかく言われても、あんまり真に受けず俺の勝ちだって顔して堂々としてればいいと思うけどな-。