「もっと早く言え!」の考察

〆切直前に相談を受けた場合に、相談された側の心情としてとてもよくわかるし、指摘も的を得ていると思うのだが、 「急で大変恐縮でダメ元でお願いするのですが」と前置きした相談であれば、ぐちぐち小言を言わずにすっぱりダメならダメと断ってほしいものである。

あらゆる状況において、関係者全員が気持ちよく作業できるように仕事を流せればそれは理想的ではあるが、現実にはそうでないことはよくあり、その要因も無数にある。 突然決まった新しい作業だったり、避けえぬ事故だったり、あとから考えても不可避だと思えることは、いくらでもある。 無論、管理不行き届きやヒューマンエラーもある。

こちらはこれらの裏事情を全て飲み込んで「すべてはこちらの責任」という明確なポジションをとったうえで「ダメ元で」聞いているのだから、 「もっと早く言え」とか「こうなると思ってた」だとか、ぐちぐちとダサいマウンティングしてないでスパッと断ってくれと思う。

今回、もう完全に相手がこちらを見下して、「悪いのはお前」というポジション取りをしていることは明白だったので、ただただ謝って1秒でも早く現場に復帰すべくやり過ごした。

「これこれこういう事情で、、」と言い訳はいくらでもできるが、 「言い負かした」というエクスタシーが欲しいだけの人間には、俺は何も説明しないと決めている。

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