腕相撲をしたり上着を脱いで筋肉自慢をしたり、学生の頃から何も変わってない。
あれが本当の自分なのか、こうして我に返っているのが本当の自分なのか。
いずれにせよ、大人っぽい会食を真に実現したい目標だと考えているなら、それを定義しないと始まらない。目標実現・課題解決は、一応は得意分野である。
まずは「大人っぽい会食」とは何なのかを、ちゃんと言語化してみたい。
以下の3条件を満たす2名以上での食事とする。
・純粋に料理やお酒の味を楽しめた。
=「美味しかった」という体験
・相手の近況から新しいことを学んだ。
=「楽しかった」という体験
・自分の話で、人を笑顔にした。
=「嬉しかった」という体験
この3要件が満たされたならば「事後の後悔が極めて起きにくい状態」であると言えよう。
次に、そのために必要なアクションプランを決めていく。ここからは行動レベルをできるだけ具体的に決めていく。
①「飲みたい」ときではなく「会いたい」ときに開催する・参加する。
今まで目的と手段が逆になっていたかもしれない。本当は「会いたいという動機(目的)が先にあり、そのための手段が食事」であれば健全だ。だが自分の場合は「飲みたいという動機(目的)が先になっていて、手段として仲間を呼んでいた」のかもしれない。
この考えは更新しておく必要がある。酔う前のできごとであり完全に自制できる範囲である。
②相手に聞きたいことを事前に腹に決めておく。
仕事のこと、将来のこと、目標や夢、健康や体のことを中心として質問リストを携えておく。
仕事仲間がほとんどなので、これだけでも十分楽しい会話ができると思う。
それ以外は相手次第で投げるボールを変えていく必要があるが、休日の過ごし方、子供の成長、最近読んだ本や映画、時事ネタ、政治経済、歴史文学芸術など、一試合に数度使う程度の変化球も準備しておく。「楽しい経験」には「準備」が必要だ。お客様感覚でいるのは良くない。
③自分の話は、新しい話題を提供する。
以下の3本構成としたい。これは以前からおおよそフレームワークになっている。
・新しく買ったモノや導入したサービス
・最近更新された価値観やライフハック
・直近での失敗談や悩み
そのためには日々のネタ収集は欠かせない。主にこのサイトで吐き出しているようなことで十分だ。
最後に「やらないこと」も決めておく
・アームレスリングや上裸といった「酔った」ときにしかできないような距離感での接し方
・過去の話、同じ話
こればかりはいくら事前に決めておいたとて、口腔を通して体内に侵入してきたエチルアルコール(C2H5OH)が血中に溶け込み、脳に運ばれて麻痺状態を引き起こしてからでなければテストすることができない難しさがある。まずは一人飲みで反芻する訓練をしていきたい。